移住するにあたってのポイント

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今日は私がIターンを経験した上で重要であると思っているポイントを書きます。

移住するにあたってのポイント         

☆(私の考える)移住の大前提!!
移住先に溶け込もうとし、もともと住んでいた方とうまくやっていく心構えがあること

*これには賛否両論あると思いますが、移住を考えるならば地元の方とうまく付き合っていくのが今後楽しく暮らしていくために必要だと思います。
地元の方も本心から心をを開いてくれるかは分かりませんが、「組(町内会)」に入り、積極的に行事に参加し、当番や役をきちんとこなしていれば認めてくれると思います。
今まで食べたことの無いような採れたてでおいしい季節の野菜も頂けます。

自分で畑も借りましょう!そしてご近所の方に野菜作りを教えてもらいながら野菜を作ってみましょう。
雑草取りは面倒ですが、驚くほどおいしい、健康にも良い超低農薬野菜(無農薬はかなり難しいと思います)が作れますよ。後継者不足で余っている畑はたくさんあります。

1.自分の配偶者と常日頃仲が良く、移住に関して心からの同意が得られていること

*親類縁者がいない土地に移住する際は奥さん(だんなさん)以外に心から腹を割って話せる人がいません。
現地で仲良くなった人も結局は他人です(悲しいことを言うようですが・・・)。
見知らぬ土地では2人で力を合わせなければ楽しく暮らしていけません。

2.若いうちに決断!自分の決断に自信を持って。失う物を恐れないこと
*配偶者の同意が得られているのなら恐れることはありません。
失う物以上に得る物が多いと判断したなら迷わず実行することです。
私が思うに決断の時期が若い年齢であればあるほど今後の人生で得るものが大きいと思いますし、また、地域に溶け込むことも容易であるような気がします。
Iターン先は若い人の移住を大歓迎(ただし地域貢献が前提)しています。

3.住居については現地以外での情報収集は難しい
*インターネットや都市部で地方のIターン情報を提供している機関の情報は最終的には全く役に立ちませんでした。
まずは移住希望先の役場(役所)へ行って相談することをお薦めします。
Iターンを支援している役場では都会の役所と違って親身になって話を聞いてくれると思います。
しかし、お役所は平日しか業務を行っていないのがきついところです。
 また、移住先は自分の住んでいる所の常識が通用しないので自分の目で見ての判断が必要です。

4.移住先の気候は必ずチェックが必要です!
*1年を通してその地域がどんな状態になるのかチェックをしなければなりません。
雪国では冬の一番雪が多い時期に訪ねてみましょう。
雪の降らない地域に住んでいる方には雪国の冬は想像できないと思います。
私の住んでいる所でもそうですが、ペンションを建てても冬の除雪に耐えられず数年で売りに出して都会に帰ってしまう方も多いらしいです。
別荘地の中古物件も要注意です。公道に面していない所などは悲惨です。
公共機関が除雪する公道まで自分で毎日、時には1日に何回も除雪しなければならないのですから。

物件を売りたい不動産屋は絶対に教えてくれませんので周辺に住んでいる地元の方などに直接聞いて見ましょう。

5.まずは賃貸住宅にした方が賢明
*不動産屋で売りに出ている土地・中古物件ははっきり言ってとてつもなく高いです。
にもかかわらず都会の地価に比べたら安く見えるので買う人がいるのだと思います。
私も現在は貸家(一軒屋)を借りていますが家賃は、埼玉県戸田市に2DKのマンションを借りていた時の家賃の20分の1です!
今はとてつもなく安い賃貸住宅に住んでお金を貯め、地元の方に頼んで自分の条件に合う土地を探しています。
ただし、安い物件を借りたらまずは自分で住めるようにしないといけないということです!
日曜大工の腕が上がりますよ!
土地・家を買うのは、地域に溶け込んでからでもいいのではないでしょうか?

6.職の確保
①資格の無い方は(出来れば移住前に)「資格」を取りましょう!
*私が一番苦しんだ所です。はっきりいって甘く見すぎていました。

都市部と決定的に違う所は求人の件数です。
Iターンしてきたからには自宅のすぐ近くの職場で働きたいものですが(移住時に手に職があれば独立したい所ですが・・・)、ハローワーク(車で1時間!しかも渋滞無しでです!)へ行って自分の住んでいる町と隣接する市町村の求人(正社員)件数が30件足らずだったときは愕然としました。

せっかく移住してきたのに車や電車で1時間もかかる長野市の職場を探すのは嫌だったので、ボーダーラインを「自宅から車で30分以内の職場」に下げました。
また、2級ボイラー技士の資格を取ることにし、2週間ほど1日12時間くらい猛勉強して資格をとりました。

資格を取ってすぐ自宅から15分程のホテルでのボイラー技士の求人(2ヶ月の短期アルバイト)を見つけ応募、採用されました。

結局、移住してから3ヶ月弱無職でした。
無職の間は多分近所の方からも白い目で見られていたと思います。
プレッシャーを感じましたが、プレッシャーに負けて長野市の仕事にしなくて良かったと思います。

ボイラー技士の仕事の後はガードマンのアルバイトをしながら自宅近くの職場を探すことにしました。
ガードマンの仕事を2ヶ月ほどやった時に現在も勤めている、自宅から車で2分程の製材所の職人の仕事を見つけました。
こんなにも自宅に近い仕事が見つかったのはかなり運が良かったと思います。

私のように資格を持っていない人間が希望の職を得られたのは年齢が若かったことがかなり大きい要因であったと思います。

首都圏のハローワークと長野のハローワークでは雰囲気が全く違いました。
私の行っていた川口のハローワークでは失業者は長野の数倍いて、建物はとても混んでいましたが、求人検索のパソコンはガラガラでした。
長野のハローワークではパソコンは順番待ちをしなければならず失業者の顔も切羽詰っていました。
これが求人倍率の差であるなと実感しました。

 私とは対照的に妻の仕事は即決でした。
それどころか自宅にまで「うちで働いてくれないか」と人が訪ねてきました。
妻は看護師・ケアマネージャーの資格を持っていたからです。

全国的に同じだと思うのですが過疎地域では医師、看護師が不足しており、資格があればまず希望の職場に就けると思います。
資格の重要性を痛感しました。

参考1:私の移住した地域で多かった?求人・・・ホテル、旅館のフロント・サービス係、ガードマン
参考2:私の移住した地域で持っていると有利(求人が多い)な資格・・・医療・介護系資格
参考3:移住時の私の就職条件
1.自宅から近い職場
2.17時、遅くても18時に終業する仕事
3.勤務がシフト制であり希望が出せること

当時はかなり苦労しましたがほぼ希望どおりの職につくことが出来ました。

②学歴・プライドは捨て、健康になりましょう!
●●大学卒業です・・・。有名企業の●●に勤めていました・・・。
ここでは全く意味をなしません。「へぇ〜。」でおしまいです。

ここでは肉体労働をしてもいいんじゃないでしょうか?
始めは疲れますが、食事がおいしくなります。
良く眠れます。そして、健康的、自動的に痩せます!

ちなみに私は移住してから16キロ痩せました。
デスクワークは肉体的には楽かもしれませんが、運動不足による肥満は避けられません。
ご近所でも畑をやっている方、肉体労働をしている方に太っている人はいません。

③まとめ:田舎暮らしをして家の近くで職探しする唯一のパターン・・・本当にこれしかないと思います!

・ハローワークに登録⇒家で毎日ハローワークインターネットサービスをチェック⇒気に入った求人があったら自分で電話。

インターネットで見られない求人はしかたがないのでハローワークに行って紹介してもらう。
就職・アルバイト情報誌、人材派遣会社への登録、インターネットでの職探し・・・。
無駄です!まず必要な情報はありません。
せっかく田舎に住むのだから、家の近くで職を探しましょう。
Iターンする前でも情報は得られるので活用してみてはいかがでしょうか。
*役場のホームページにも求人募集のページがあります。
内容はハローワークとほとんど同じですが参考程度にご覧いただくのもよいと思います。