椎間板ヘルニアの手術をしました

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$とっこやさんのブログ

昨日椎間板ヘルニアの手術が無事に終わりました。
これから椎間板ヘルニアの手術をする方の参考のためにどのような手術が行われたか書き残したいと思います。

医学的知識がないため文中に誤り等あるかもしれませんがご勘弁ください。
手術の前に看護師さんに「痛いよ~!」と言われ正直怖くなりましたが(私は昔から傷みに弱い方なのです)、終わってみて次は絶対やりたくないとは思いませんでしたので皆さんでしたら大丈夫だと思います。
腰痛が緩和されると思えば一時の痛みは耐えられるものですね。

以下、手術の様子を記します。
手術室に入り皮膚を消毒した後、まず局所麻酔をしました。
麻酔の針を刺したときはチクチクッという鋭い痛みがありました(この時点で結構痛い!)。
そしてその後、針を椎間板に刺すときの「ぶつっ」という音がリアル過ぎて怖かったです(当然痛い!!)。
この作業は1回目で良い位置に刺さらず何回かやり直しました。

その後、椎間板の内部に満たされている髄核という物質をドリルのように回転する道具で削りと取り、摘出する作業を行いました。
患者の痛みへの耐久力を考慮してか作業は1分ごとに中断され、看護師さんがタイマーで時間を計りながら10回程度に分けて行われました(上記2つの作業よりはましだがやはり痛い)。

この作業はドリルの音が耳につきましたが、傷みはさほどではありませんでした。
モニターを通して椎間板内に空洞ができているのが分かりました。

一番の山場は椎間板内に「生理食塩水(体液に近い塩水)」を入れてヘルニアの出っ張りを「押し出す」作業でした。
先生は説明の際に「押し出す」という表現を使っていたのでイマイチイメージがつかめなかったのですが、実際に手術を受けてみてようやく理解できました。

簡単に言うと神経を圧迫している椎間板の出っ張りの所に「生理食塩水」を入れて膨らませて「割る」のです(水風船を割るように)。

作業の前に「ちょっと痛いけど我慢してね」と言われました。
「今まででも充分痛かったんですけど!」と言ったら笑われてしまいました。
今まで何回か手術を受けていますが、手術って結構和やかな雰囲気で行われますよね。

この「生理食塩水加圧注入作業」は本当に痛かったです。
激痛ではっきり覚えていませんが恐らく10秒一区切りくらいで5回位加圧したのだと思います。
圧を一番上げた時はかなりの大声で叫んでいたと思います。
加圧の時間が、1回1回がとても長く感じました。

1回目で出っ張りが割れれば加圧は1回で終わるのだと思いますが、私のものは結局割れず、急遽逆に減圧して出っ張りを中に引っ込める処置に変わりました。

その後何種類かの薬液を注入した後手術は終わり、1時間ほど安静にした後無事帰ることが出来ました。3か月ほど激しい運動、重いものを持つなどは出来ないそうですが、生活は通常通り出来るとのことです。

今も手術した箇所に傷みがあり正確な効果のほどは分かりませんが腰痛と共に私を苦しめてきた尻右側上の嫌な痛みが術後すぐに相当緩和されていることだけは分かりました。
これだけ痛い思いをしたので腰痛のほうにも効果が出ていることを信じたいと思います。

今は医学の進歩でこのような手術が僅か半日で出来ますが、治す方法もなかったような時代に生きていた人は大変だっただろうと思います。
治療が出来る「今」に生きていること、手術に関わっていただいたスタッフの皆様に感謝!